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Wikipediaに照準、Googleが「Knol」をベータ公開
By Andrew G. R. | 2008年 7月 24日
ソーシャル百科事典の優勢と成長に乗じようと、Googleが7月23日(米国時間)、「Wikipedia」に「Squidoo」と「Mahalo」的な部分も盛り込んだような「Knol」をベータ公開した。
ユーザーは、テキスト、画像、リンクなどを使ってあらゆるトピックのページを作成することができる。
緩やかなコラボレーション方針をとっているので、ページ作成者が個々のKnolの編集や変更を了承したり拒否したりできるようになっている。
しかし、ユーザーが新たなページを作成したい理由は何なのだろう。Googleはページ作成者が「AdSence」のクリック数から多少の売上を得られる仕組みを提供している。
これは、かつて「Million Dollar Wiki」のページに金を投じたことのある人にとっては、なじみのある概念だろう。もしかしたら、すでに人気のキーワードに狙いを定めている人もいるのではないだろうか。
コンテンツの認知度は、訪問者のレビューやコメント(これがランキングを決める)によって決まり、優れたコンテンツは報酬を受けることになる。同じトピックやアイテムに複数のページが作成されてもかまわない。
KnolがWikipediaの読者のほんの一部を切り崩しただけでも、膨大なトラフィックになるだろう。
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