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北京五輪のネット規制に対抗、無料ダウンロードの検閲回避ソフトウェア
By デニス ボーチャンド | 2008年 8月 6日
Global Internet Freedom Consortium(GIFC)は、検閲対抗ソフトウェア・ツールの準備が整い、オリンピック期間中、ジャーナリストや観光客が中国のインターネット閲覧制限を回避できるようになったと発表した。GIFCの検閲対抗ソフトウェアは、ハードディスクやUSBドライブに無料でダウンロードして利用でき、中国におけるインターネット検閲を安全かつ効果的に回避できるという。
オリンピックの開幕が近づくにつれ、北京ではメディアおよびインターネットの監視を強化している。国外のウェブサイトで北京のブラックリストに載っているキーワードを含むものはブロックされ、何らかの「検閲対抗」ツールがなければ中国で閲覧することはできない。これらのウェブサイトへのアクセス禁止措置は、北京が以前約束していた、オリンピック期間中は、外国のレポーターに無制限のインターネットアクセスを認めるという公約違反であり、北京における記者の取材能力を著しく阻害する。ここにきてウェブ規制はある程度緩和されたが、こうした状況がどれくらい続くかは不明だ。
これらのインターネット規制を回避して、中国でインターネットに自由にアクセスできるようにするため、GIFCは、その提携先が提供する無料のソフトウェア・パッケージをダウンロードするように、ジャーナリストや観光客に推奨している。こういったツールを通すことで、すべてのインターネット・トラフィックが暗号化され、規制の厳しい世界中の国々で、インターネット閲覧規制をうまく回避できる。
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