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オンラインによる支払い、米国のインターネット利用世帯にさらに浸透

By デニス ボーチャンド | 2008年 8月 29日

オンライン精算システム大手のCheckFreeがスポンサーとなった調査で、米国のオンライン利用世帯の4分の3にあたる推定6310万世帯は、小切手を切らずにオンラインで請求書の支払いを行なっていることが明らかになった。

今回の調査から、消費者のオンライン・セキュリティーに対する信頼がが高まってきたことがわかる。より多くの米国人がインターネット・サービスの利用経験を積み、請求書の支払いにオンラインを利用するに際して、セキュリティーに対する不安が以前ほどには障害にならなくなってきている。今回の調査では、オンラインの請求書支払サービスを利用しないいちばんの理由に、オンライン・セキュリティーへの懸念を挙げた回答者は、2007年の17%から減少し、13%にとどまっている。オンラインで請求書の支払いをしない理由を見ると、2007年にはオンライン・セキュリティーをあげる回答がトップだったが、2008年には3番目だった。今回の調査でのトップ(15%)は、「仕組みがよく分からないから」だった。

2007年に続いても2008年も、毎月オンラインを利用する米国の消費者は、世帯関連の請求書の支払い方法としては、ほかのどの方法よりも、銀行のウェブサイトや請求書発行企業のウェブサイトから行なうほうが多かった。請求書の支払いに銀行のサイトを利用している世帯は推定3100万世帯、請求書の発行者のサイトを利用している世帯は4790万世帯、請求書の受け取りや支払いに銀行と請求書発行者の両方のサイトを利用しているのは16万世帯となっている。平均して月に1通以上の請求書の支払いをオンラインで行なっているインターネット利用世帯は、2007年調査の6100万世帯から増加し、約6310万世帯だった。調査結果によれば、インターネット利用世帯全体では、月に9億3400万通の請求書の支払いを行なった。

請求書の支払方法は、オンラインが小切手を2年連続で上回っている。銀行および請求書発行者のウェブサイトの両方で行なわれたオンラインによる請求書の支払いは、世帯が1カ月に支払いを行なう請求書総数の42%に達し、2007年調査の39%から増加した。オンラインを利用して請求書の支払いを行なっていると答えた回答者は、14%にとどまっていた2002年の調査以降、大幅な増加を見せている。

今回の調査は、インターネットを利用しており、少なくとも部分的には世帯宛ての請求書の支払いに責任を負う21歳以上の米国の消費者3031人を対象に行なわれた。オンライン調査の誤差は、プラスマイナス2%とされる。今回の調査結果は、米国でインターネットを利用する8510万世帯の傾向を示すものと考えられる。

原文(English)

Topics: メトリクス, ウェブ |

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