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モバイル・ウェブ・トラフィック調査:アフリカが顕著な伸び
By デニス ボーチャンド | 2008年 8月 28日
モバイル広告マーケットプレイスを運営するAdMobが、アフリカおよび全世界のモバイル・ブラウザ市場におけるモバイル・ウェブの利用状況の増加を示す、2008年7月分の「Mobile Metrics Report」を発表した。
アフリカでは全体的にモバイルからのインターネット利用が増加しており、特にナイジェリアとエジプトでの成長が著しい。AdMobが2008年第1四半期にアフリカ市場を追跡し始めてから、トラフィックは21%の伸びを記録した。また同報告書によると、アフリカ全体で最も人気のある端末機器はNokia製のもので、シェアは50.6%に達するという。南アフリカ共和国、ナイジェリア、ケニア、エジプト、タンザニアという上位5カ国で、Nokiaが人気端末メーカーのトップになっている。
世界規模で見た場合、モバイル・ブラウザ市場ではNokiaとOpenwaveのものが1位と2位を占め、それぞれ34%と29%のシェアを獲得している。「Windows Mobile」「BlackBerry」「Palm」「Safari」(Apple)は、全部合わせても世界市場の5%以下のシェアしか獲得できていなかった。
その他の主な調査結果は次の通り。
トラフィック量は世界全体で18%増加した。米国でのリクエストは、毎月5.8%増加しているのに対し、英国のトラフィックは基本的には横ばい状態で、6月との比較は0.5%の減となっている。
スマートフォンからのトラフィックは増加を続けている。7月は、全世界からの広告リクエストの25.6%がスマートフォンから送信されていて、これは6月の24.3%より増えている。
英国では、SonyEricssonの「k800i」に代わってNokiaの「N95」が、7月の市場シェア8.3%で端末機器のトップに踊り出た。
7月分の報告書から、モバイル・ウェブが力強い成長を続けているフィリピンが、調査対象地域に加えられた。
報告書によれば、フィリピンのトラフィックの34%がスマートフォンからによるもので、トラフィックの20%が大型スクリーンを搭載した機器からだと伝えている。この2つの数字は、他の国と比較して突出して高くなっている。ソニーの「PlayStation Portable」およびAppleの「iPod touch」が上位20機種に入っている。
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