« YouTubeとPBS、米大統領選専用ページ「Video Your Vote」を共同で開設 | Home | ABCなどのテレビ局が高画質の番組を「iTunes Store」に提供 »
Federated Media、「対話マーケティング・ツールボックス」を発表
By デニス ボーチャンド | 2008年 10月 16日
統合型広告ネットワークのFederated Media Publishing(FM)は10月15日(米国時間)、「Conversational Marketing(CM:対話マーケティング)Toolbox」のベータ版を発表した。このCMツールボックスは、業界としては初めてとなる、対話マーケティング・キャンペーンの追跡や分析を行なうための、オープンな対話マーケティング測定プラットフォームだ。今回のベータ版は、American Express、ASUS、Best Buy、Dell、Intel、Symantecといった、同社が精選した顧客向けに限られているが、2009年の第1四半期に入るころには、より多くの顧客が利用できるようになる見込みだ。またベータ版プログラムに参加している業界トップのパートナー企業には、AideRSS、BuzzLogic、comScore、DoubleClick、Google Analytics、Meebo、Nuconomy、Pheedo、PointRoll、Twitter、Yahoo!が含まれる。
このツールボックスを利用することでマーケターは、カスタマイズされた一連のデータ・ポイントに基づき、リアルタイムにキャンペーンの配信状況やそのパフォーマンスを視覚的にとらえることができる。ツールボックスのベータ版プログラムと開発進行は、業界有数のブランド・マーケター、広告代理店、そして情報提供業者間の共同による取り組みによって支えられ、実際のキャンペーン検証に基づくフィードバックが提供されることになる。こういったフィードバックによって、業界全体での利用に向けたこのプラットフォームを、継続的に改良していくことが可能になる。
FMはキャンペーンのデータを「Engagement(関与)」「Amplification(拡大)」「Equity(公正)」の3つのカテゴリーにまとめることによって、キャンペーンの成否を測定する詳細な方法論を展開させてきた。CMツールボックスでもこの手法を用いてデータを整理しており、可能性のあるすべてのマーケティング評価指標とデータ・ポイントを一覧できるカスタマイズされた動的なポータルを通じて、ブランドと広告代理店が、対話マーケティング活動の有効性を把握できるようにする。
Comments are closed.