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世界プロセッサ市場、08年Q3は出荷数で過去最高に達するも先行きは不透明

By デニス ボーチャンド | 2008年 11月 4日

IDCが11月3日(米国時間)、パソコン向けマイクロプロセッサ市場に関する調査結果を発表した。それによると、2008年第3四半期は世界全体の出荷数がまたもや過去最高を記録した。しかし、2008年第4四半期および2009年の見通しは、明るくないという。

パソコン向けマイクロプロセッサ出荷数は、世界全体で前四半期から14.0%増加し、前年同期比でも15.8%増加した。売上は、前四半期比7.6%増、前年同期比4.1%増の83億ドルだった。Intelが「ネットブック」と呼ぶ超低価格モバイルパソコン用の同社新型プロセッサ「Atom」が、市場全体の出荷の伸びに大きく貢献している。Atomを除くと、出荷数は前四半期比で8.3%、前年同期比で8.7%の成長率にとどまる。

各ベンダー別のシェアを出荷数ベースでみると、Intelが前四半期からシェアをさらに1.1ポイント伸ばして80.8%で首位。AMDが1.2ポイント落とした18.5%、VIA Technologiesが0.6%という結果になった。

フォーム・ファクタ別では、モバイルパソコン向けは、Intelが87.4%(0.8ポイント増)の市場シェアを獲得して、これにAMDが11.5%(1.1ポイント減)が続いた。3位のVIAは1.2%(0.3ポイント増)だった。

サーバーおよびワークステーション分野では、Intelが85.6%(0.6ポイント減)のシェアを獲得した。AMDは0.6ポイント伸ばして、14.4%を記録した。デスクトップパソコン向けでは、IntelとAMDのシェアがそれぞれ73.5%と26.4%で、いずれも前四半期からほぼ横ばいだった。

2008年は第1四半期から第3四半期までプロセッサ市場が好調だったことと、Atomで高い出荷数が期待できることから、IDCでは2008年通期のプロセッサ市場の成長率を、出荷数でみて前年比18.0%増と予測していた。しかし、需要は世界全体で冷え込んでおり、Intel、AMDともに見通しは不透明だとしている。これを受けIDCは、2009年の見通しについては慎重な姿勢を取り、2008年通期の出荷数予測も下方修正する可能性を示唆している。

原文(English)

Topics: 技術 |

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