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IDC予測：2009年の携帯電話市場はマイナス成長へ
By クリスティーナ レデスマ | 2008年 12月 25日
世界を襲った経済危機の影響は携帯電話市場にまで広がり、2009年は出荷台数が減少しそうだ。調査会社IDCによると、2009年の携帯電話総出荷台数は2008年のレベルより1.9％減少するという。年間出荷台数が減少するのは、2001年の2.3％減以来初めてのことだ。携帯電話市場はここ数年来、新興市場に注力してきたおかげで2桁の年間成長率を享受してきた。しかし、そういった新興市場も、成熟に伴って成長が徐々に鈍化している。IDCは2008年における世界全体の成長率をわずか7.1%程度と見ており、2009年にはマイナス成長になると予測している。
経済危機は消費者の行動、特に、新しい端末を買おうという計画にも影響を及ぼしている。可処分所得が減って消費に回せる金額は少なくなり、検討すべき支出がほかにもあるとなれば、消費者は今持っている端末を使い続け、新機種や上位機種への買い換えは次の機会、たいていはサービス契約の期限切れまで待とうとするかもしれない。
だが、IDCは、携帯電話の出荷台数落ち込みが2009年以降も続くとは考えていない。2010年までには、経済回復計画が効果をあげ、世界の携帯電話市場も回復の兆候を示し始めるだろう。
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