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英米でWi-Fi利用が急成長――AdMob11月調査
By クリスティーナ レデスマ | 2008年 12月 24日
大手モバイル広告のAdMobが発表した2008年11月分の「AdMob Mobile Metrics Report」では、米国と英国でのWi-Fi利用の急成長が顕著に示されている。「iPhone」からの世界的な広告リクエスト数が、11月には前月比52%増の3億5900万回に達し、全リクエスト数のうちiPhoneからのリクエストが占める割合は6.3%となった。米国ではiPhoneからのリクエストが一番多く、9.9%を占めている。
Wi-Fi利用が抜きんでて多いのはiPhoneで、リクエストの42%が移動体通信ネットワークではなくWi-Fi経由だった。「G1」や「BlackBerry Bold」のような人気の高い新型スマートフォンにWi-Fi通信機能が搭載されたことで、Wi-Fi利用は今後も増え続けるものと思われる。「iPod touch」やソニーの「PlayStation Portable」(PSP)など、通信機能がWi-Fiだけの機器も、相当量のトラフィックを生み出した。
2008年11月分報告のその他の注目点は次の通り。
- 米国では、11月の総リクエスト数の8%がWi-Fiネットワーク経由となり、8月との比較で3%増加した。iPhoneからのリクエストの42%がWi-Fi経由で、その他のWi-Fi接続機能を持つ電話機からのリクエストの平均が10〜20%であることに比べると、、この数字は突出していると言える。iPhoneからのWi-Fi利用は一般に、通常のモバイル向けサイトより、iPhone向けの特定のサイトやアプリケーションを目的地としたものが多い。
- 英国では、11月の総リクエスト数の8%がWi-Fiネットワーク経由となり、8月との比較で4%増加した。利用されたWi-Fi機器では、iPhone、iPod touchに次いで、Nokiaの「N95」をはじめとするNシリーズが上位に入った。
- 世界全体でみたリクエスト数の増加は、11月は横ばいで、58億回だった。北米、西ヨーロッパ、ラテン・アメリカ、東ヨーロッパはそれぞれ、前月比で10%以上の伸びを示した。この成長がインドネシアでの減少を相殺した。
- G1(HTC Dream)からは11月に1500万回のリクエストがあり、すでに、T-Mobileからの全トラフィックの7%を占めるに至った。米国における「Android」搭載スマートフォンからのトラフィックは、2%のシェアを獲得した。
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