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GizmodoがCESでやらかした悪ふざけに批判が集中
By レオ ブランコ | 2008年 1月 12日
「2008 International CES」で悪質ないたずらを仕掛けたGizmodoのメンバーは、悪霊にでも取り付かれていたのだろうか。あるいは、頭がまともに働いてなかっただけかもしれないが。彼らは、汎用リモコン「TV-B-Gone」を使い、権威あるこのイベントで展示されていたモニターを次々と消していったのだ。「TV-B-Gone」は、テレビのスイッチを切ることだけを目的に作られた小型のリモコンで、ほぼすべてのメーカーのテレビに対応している。言うまでもなく、自分たちの製品を宣伝しようと努力していた出品者にとっては、大きな損害だ。
彼らはこうした大人気ない行為を認めるとともに、証拠の動画を投稿するといった度胸も持ち合わせているのだが、これでは自分たちのイカレ具合をひけらかしているだけだ。当然ながら、Gizmodoのファンたちは、こうした悪ふざけを喜び、悪名高いこのガジェット専門ブログを称賛さえしている。
しかし、笑い事では済まなくなってきた。ジャーナリストやプロのブロガー、マーケティングの専門家らが、製品を展示していたいくつかの企業、中でもMotorolaに深刻な損害を与えたとして、彼らの子供じみて不謹慎ないたずらを批判したのだ。
Jason Calacanis氏が「Twitter」に投稿した言葉を借りれば、Gizmodoのメンバーは、「並外れた大ばか者」だ。CESの主催者である全米家電協会(CEA)や出展企業が、この行為に対してGizmodoを提訴したとしても、驚くべきことではない。
さらには、他のイベント主催者が、業界の主要イベントからGizmodoの取材を締め出したり、家電企業が同ブログに対する支援を取りやめる可能性もあり、Gizmodoはしっぺ返しを食らうかもしれない。
確かに、この1件はGizmodoのような影響力のあるブログにとって大した問題ではないかもしれない。しかしまた、この件から得られる教訓は非常にシンプルだ。何かをする前にはよく考えろということだ。
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