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Microsoft、Fast Search & Transferを12億ドルで買収へ
By レオ ブランコ | 2008年 1月 10日
検索とオンライン広告のシェア競争で、GoogleやYahoo!に追いつくことを目指しているMicrosoftが1月8日（米国時間）、企業向け検索ソリューションの大手Fast Search & Transfer（FAST）の買収を申し入れたことを発表をした。買収額は66億ノルウェー・クローネ（12億ドル）だという。
加えて、今回の買収により、Microsoftは欧州市場における研究開発の分野での存在感も増すことになるだろう。
Microsoftのビジネス部門担当プレジデント、Jeff Raikes氏は次のように語った。「企業向け検索は、企業規模の大小を問わずすべての企業にとって、今や欠くことのできないツールとなりつつあり、ビジネスに関する重要な情報を素早く見いだし、利用し、共有する助けとなっている。とはいえ、これまでは、強力なハイエンドの検索テクノロジーか、一般的なインフラによるソリューションかのどちらかしか選択肢がなかった。MicrosoftとFASTが結びつくことによって、利用者に新たな選択肢が加わることになる。利用者の多様なニーズをすべてカバーするいくつものソリューションを提供する単一のベンダーという選択肢だ」
FASTはこの買収によって、Microsoftの強力な販売力とマーケティング・プラットフォームを得ることができ、さらなる急成長を見込める。
「Microsoftの傘下に加わることで、われわれは『SharePoint』のビジネス生産性プラットフォームが持つ活力を自らのものとして、Microsoftの強力な販売力とマーケティング・ネットワークを通して、より広範囲のユーザーのために真に役立つことができる。これは、企業向け検索におけるFASTの力とリーダーシップを実証するものだ」と、FASTの最高経営責任者（CEO）であるJohn Lervik氏は語った。
このノルウェー企業の取締役会は全員一致で今回の提案を支持しており、この買収は円滑かつ速やかに実行に移されるものと思われる。
「Market Watch」の記事を参考にした。
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