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MicrosoftによるYahoo!の敵対的買収は時間の問題?

By レオ ブランコ | 2008年 2月 22日

microhooYahoo!を買収しようと必死なMicrosoftは、買収提案を拒否されて引き下がる気はない。この件に詳しい消息筋の話によると、ソフトウェア大手のMicrosoftは、Yahoo!の取締役会役員10名を退陣に追い込もうと、委任状獲得請け負い業者に接触しているという。

Jerry Yang氏率いるYahoo!帝国に、敵対的買収の脅威が刻一刻と迫っている。アナリストのあいだでは、Microsoftが提示額を引き上げるとの見方もあるが、実際には委任状争奪戦にかかる費用のほうが安くつく。つまり、1株当たり31ドルという最初の提示額を1株当たり32ドルに引き上げると、買収費用は14億ドル加算されるが、委任状争奪戦なら2000万〜3000万ドル程度ですむということだ。

「提示額は十分かつ適正」というBill Gates会長の言葉から察すると、委任状争奪戦が唯一の残された選択肢のように思える。今週中に委任状争奪戦が始まるといううわさもある。いずれにせよ、両社にはまだ交渉の機会がいくらでもあるのだから、これはYahoo!に買収提案の受け入れを迫る脅し戦略にすぎないのかもしれない。

一方Yahoo!サイドでは、最高経営責任者(CEO)のYang氏が、敵対的買収が実際に行なわれた場合に幹部とフルタイムの従業員に提示する、新たな退職条件の準備をしている。

Yahoo!はまだこの件で形勢を逆転させることができるのだろうか? 買収提案を行なう企業が他にいなかったり、他の企業との提携が脆弱であったりすれば、敵対的買収は避けられないと思われる。椅子に座ってのんびりと今回の買収劇を傍観していられるのも、あとわずかだろう。

原文(English)

Topics: 買収, Microsoft, Yahoo! |

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