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MySpace、広告支援型音楽サービスで大手レコード会社と交渉
By レオ ブランコ | 2008年 2月 21日
Appleの「iTunes」にとっては悪いニュースだ。うわさによれば、ソーシャルネットワーク大手のMySpaceが、音楽を無料で聴くことのできる広告支援型音楽サービスの開発に関して、大手レコード会社との交渉を進めているという。
「Financial Times」紙のオンライン版の報道によれば、この件に詳しい関係筋が、Universal Music Group、Sony BMG Music Entertainment、Warner Music Group、EMIと交渉を持ったことを認めたという。交渉が予備的なものなのか、それともすでに先の段階に進んでいるのかについては、大きな謎のままだ。
この交渉がまとまれば、MySpaceのユーザーは、無料で音楽をストリーミングできるようになる。レコード会社側は、音楽を見いだするための簡単な方法を提供し、数百万人という膨大な数のユーザーに接触できるようになる。
交渉を決裂させる可能性のある要因は、MySpaceとUniversal Musicの間で争われている著作権侵害訴訟だ。和解に向けた調整が進められているといううわさもある。
Wal-MartやAmazon.comといった他のオンラインストアは、すでにこうした無料音楽サービスを提供している。この計画が実現すれば、MySpaceは広告支援サービスの開発で、SpiralFrog、Last.fm、Qtrax、imeemといったWeb 2.0サイトと競合することになる。しかし、MySpaceの膨大なユーザー基盤と音楽業界との強い結び付きを考えると、この競争は不公平なほどMySpaceに有利だといえる。
Topics: オンライン・ミュージック, MySpace |
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