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新手の地域情報サービスを提供するGenieTown
By クリスティーナ レデスマ | 2008年 2月 21日
GenieTownは2月20日(米国時間)、あるオンライン・マーケットプレイスを正式にオープンした。そこは、人々が事実上あらゆる種類の地域サービスを提供したり、自分が必要としているサービスを見つけだすことができる場所だ。そういったサービスの中には、見つけるのがなかなか難しいものも多い。GenieTownはまずサンフランシスコのベイエリアを対象に、パブリックベータ版としてサービスを開始している。
GenieTownでは、人々が自分の能力や得意なことをはっきりと示し、その手助けを求めている人たちとの出会いの場を提供することによって、ニッチ・サービス市場を盛り上げる。あるサービスを必要としている顧客は、まずプロジェクトを作成する。すると、そのサービスを提供できるメンバー(Genieと呼ばれる)が直接連絡をとり、サービスの内容に基づいて価格を調整することができる。
GenieTownコミュニティならではのサービスとして、家の修繕や専属シェフから、音楽レッスン、コンピュータ・ネットワーク構築の手伝いまで、あらゆるものが揃っている。Genieたちにとっては、副収入を得ることや、あるいは単純に地域の人の役に立ちたいといったことが、活動の動機となる。
GenieTownの利用者は、さまざまなサービスを提供してくれるメンバーを気軽に見て回ったり、要望するサービスを投稿して条件にあった人の応募を求めることができる。その次のステップは、価格についての交渉で、その後は実際に仕事をしてもらうだけだ。Genieは仕事の実績によって、口コミで人に紹介してもらったり、地域とのつながりを深めたりでき、信頼の置ける人脈も築ける。
Genieたちには仕事の実績を積む以外にも、コミュニティに顔を売ったり信用を獲得するために、記事の投稿、ちょっとしたヒントやコツの披露、質問に対する回答などによってオンラインの評判を高めることが奨励されている。Genieたちの評価は、コミュニティで提供した情報の価値や顧客に提供したサービスの全体的な質で決まる。同様に顧客も評価され、それによって、参加者の活動や交流が盛んな責任あるコミュニティを維持できる。
Topics: ウェブ, オンライン・コミュニティ |
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