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速い、軽い、使いやすい、Scribdの新文書ビューア「iPaper」
By クリスティーナ レデスマ | 2008年 2月 21日
Scribdは2月19日(米国時間)、ウェブ上で文書を閲覧するための新フォーマット「iPaper」をリリースした。Scribdは、インターネット上で文書を共有できるサイトで、アップロードされたテキストのワード数は100億語を超える。iPaperは、ウェブベースでは初めて十分な機能を持った文書ビューアで、同じ文書ビューアの「Adobe Reader」よりも、むしろビデオ共有のYouTubeに近い。iPaperは、「Flash」を使ったウィジェットを通じてScribdのサーバーから文書をストリーム配信する。文書は特別なソフトウェアをダウンロードをしなくても、ブラウザで直接閲覧できる。
ScribdがiPaperで中心に掲げた設計目標は、速さと軽さ、そして使いやすさだった。iPaperのアプリケーションサイズは約100KBで、Adobe SystemsのAcrobat Readerに比べれば1000分の1しかないため、驚くほどの速さで文書を表示できる。しかも、サイズは小さいながら、Eメールによる文書送信機能やウェブページへの埋め込み機能などのソーシャル機能のほか、すっきりしたセキュリティシステムも備えており、コンテンツの所有者は面倒なデジタル著作権管理(DRM)ソリューションを利用しなくても文書の保護が可能だ。iPaperはまた、Adobe Readerが持っている豊富な機能も備えており、全文検索、コピー&ペースト、複数のビュー・モードや拡大/縮小といった機能が利用できる。
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