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Sony BMGもDRMフリーの楽曲販売へ
By レオ ブランコ | 2008年 1月 7日
レコード会社各社は、デジタル著作権管理（DRM）の範囲を縮小することに対して長年強く抵抗し続けてきたが、ここへきてオンライン・コミュニティからの要求の高まりに屈するところが増えている。そしてつい先日、大手レーベルのSony BMG Music Entertainmentもその流れに追従することになった。
2008年1月4日（米国時間）の「BusinessWeek」誌の報道によると、Sony BMGは、2008年第1四半期から、同社が所有する楽曲のごく一部を著作権保護ソフトウェアなしで販売することを決定したという。Warner Music GroupやUniversal Music Groupといった他の大手レコード会社が相次いでDRMフリーの方針を発表したことが、Sony BMGユーザーにとって嬉しい今回の決定の最大の動機と推測される。
だが喜ぶのはまだ早い。Sony BMGは、楽曲の一部をDRMフリーで提供すると宣言したが、その対象となるのは、ヒットしていない作品に限られる。DRMフリーで提供される楽曲の第1弾は、売上が10万部に満たないアーティストの作品となる。こうした巧妙で抜け目のない口先の宣伝に、多くの無邪気なオンラインミュージック・ファンは、どんな楽曲でもDRMフリーで購入できると思い違いをしてしまう。
なにはともあれ、Sony BMGには誠意を示すチャンスをもう一度与えてやろうではないか。DRMフリーでのダウンロード販売は、6カ月間限定の試験段階でしかないのだから。
これはまったくの余談だが、写真のTシャツはGiant Robot Printingで手に入る。
この記事は「bit-tech.net」の投稿を参考にした。
Topics: Sony, オンライン・ミュージック |
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