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Nielsen調査:2008年、米国の年間広告費は2.6%減少

By クリスティーナ レデスマ | 2009年 3月 17日

Nielsenは3月13日(米国時間)、米国の2008年における年間広告費が2007年と比較して2.6%減少したと発表した。Nielsenの速報では、米国における広告支出は前年からおよそ37億ドル減少して、2008年は総額1368億ドルになったという。

広告媒体の種別でみると、広告費が増加したのは、ヒスパニック向けのケーブルテレビ(9.6%増)とケーブルテレビ(7.8%増)の2つだけだった。ケーブルテレビは最も多く広告費が支払われた媒体で、2008年の広告売上は266億ドルに達した。スペイン語放送のテレビ(ネットワークおよびケーブル)に対する広告費が2008年も増加して0.8%の伸びをみせたのに対して、アフリカ系アメリカ人向けのテレビに対する広告支出は3.4%縮小した。

印刷媒体は2008年、予想されていたとおりに減少を続けた。地方紙および全国紙の広告支出はそれぞれ、10.2%と9.6%減少し、全国誌も7.6%、地域誌で3.7%広告費が低下した。

厳しい経済状況の中、ニューメディアも影響を受けた。インターネットの広告支出が6.4%下がったほか、ネットワークテレビも3.5%の減少となった。それでも、テレビがやはり最大の広告媒体であることに変わりはなく、ネットワーク、ケーブル、ヒスパニック向けの各テレビ、およびスポットCMの合計で広告費全体の60%を占めた。

また、広告主ごとの支出でみると、上位10社までの広告主の2008年における支出の総計は155億ドルで、前年から15%減少した。この上位10社の中に、前年より広告支出が増加した企業は1社もなかった。広告支出のトップは、2008年もProcter & Gamble(P&G)が維持したが、支出額は2007年から19%減少している。

nielsen

原文(English)

Topics: ウェブ, 広告 |

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