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Linux Foundation、「Linux.com」を正式にリニューアルオープン
By デニス ボーチャンド | 2009年 5月 25日
Linuxの発展促進を目指す非営利団体Linux Foundation(LF)は、「Linux.com」を正式に開設したことを発表した。LFは3月に同サイトの管理を引き継ぎ、それと同時に、新しいLinux.comの方向性を決定するため、コミュニティメンバーに、同団体のアイデア共有オンラインツール「Ideaforge」への書き込みを呼びかけ始めた。
新生Linux.comは、Linuxユーザーと開発者を結ぶ役割を果たし「Linux Guru」というポイントシステムを通じてコミュニティメンバーの能力を示すことで、各メンバーに仕事やコラボレーションの機会を提供する。新生Linux.comは単なる静的な情報サイトではなく、コミュニティメンバーが知識を共有したり、質問に答えてもらったり、さらには問題解決のために適切なソフトウェアをダウンロードしたりハードウェアを見つけたりできるサイトだ。
ビジターは同サイトに登録すればコミュニティに対する貢献を開始することができ、それによってLinux Guruのポイントが上がっていく。そのほか、同サイトには、ユーザーがLinux.comのホスティングによって自分のブログを開設する、製品ディレクトリ内に製品レビューを書く、「ハウツー」記事やチュートリアルを投稿して他のLinuxユーザーや開発者を支援する、などのコミュニティ機能がある。
ユーザーは、同サイト内のさまざまな活動に参加することでポイントを獲得することができ、ポイントが貯まれば「Linux Guru」の称号が得られる。Linux.comでは、年に1度、最も多くのポイントを獲得したユーザーに「Ultimate Linux Guru」の称号を授与し、その地位の証として、Linus Torvalds氏の直筆サインが入った、機能満載の「夢の」Linuxノートパソコンが贈呈される。また、毎年、Linux.comへの貢献度が高かった上位5人は、「Linux Foundation Collaboration Summit」への招待状を受け取ると同時に、コミュニティ代表としてLinux.comの計画策定会議に参加できる。さらに、上位50人のLinux Guruは、LFの年次報告書にその名前が記載される。これら貢献ポイントの高いユーザーは、自身の近況や知識を公開して、就職やコンサルティング契約の機会獲得に役立てることができる。「Guru」ポイントの獲得基準など、詳しい情報はLinux.comで得られる。
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