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間もなく登場:Twitter広告の「PayPerTweet」
By FRANKY | 2009年 6月 9日
6月4日(米国時間)付けAdWeekの記事によると、スポンサー付きブログ投稿サービス「PayPerPost」で有名なIZEAが、今度は「PayPerTweet」(正式名称は「Sponsored Tweets」)の立ち上げを準備しているという。「Twitter」ユーザーは受け取る金額を、1投稿あたり一律制か、または得られたクリック数に基づく歩合制から選択できる。ユーザーは「#spon」というハッシュタグを使って広告投稿であること明らかにすることが義務づけられている。
Twitter広告プラットフォームの開設を間近に控えて、広告や情報開示、オンラインプロフィールから即収入を得る大胆な行為を巡るコップの中の嵐に備えよう。
とは言うものの、Twitter側にこういうコンセプトの広告を認めるつもりがあるのならば、IZEAにとっては大きな機会であり、なぜTwitter自身がこういう発想に至らなかったのかという疑問だけが残る。IZEAはここで、Twitterフィードの自動化を進める大手メディア企業との連携を進めながら大成功を収め、さらに規模の大きなブランドからの注目を集めるかもしれない。有名人がTwitterに進出してきたので、Twitterのトップ100に入るメディア企業のフィードは減少したが、多くのニュース配信会社については、主流メディアも新興メディアでもフォロワーの数が10万人を超えている。こうしたフィードが広告に最適な理由は簡単だ。
- フォロワーは投稿内のリンクをクリックすることに慣れている。
- これらのフィードの多くは非常に人気が高い。
- 多くの自動フィードに毎日数多くの投稿があり、大量の近況アップデートの中に、スポンサー付きの投稿が1つまじったところで目立つことはない。
- 多くのニュース配信会社が財政問題を抱えている。NYTimesは100万人を超えるフォロワーにクリックさせ、さらなる財政問題に巻き込むことができる。
- フォローするユーザーの多くがハッシュタグとは何なのか、ましてや#sponの意味など知らない。
- ほとんどのメディア企業は、風変わりなMichael Arrington氏[訳注:「TechCrunch」編集長]や倫理感の強いブロガーたちのことなど気にしていない。金がものを言う世界だ。
IZEAにとってTwitter広告はPayPerPost以上の収入源になるかもしれない。
IZEAの次なる大計画を見逃さないよう忠告しておこう。そう、「PayPerFacebookStatusUpdate」をね。
Topics: Twitter, New York Times, Facebook, 広告 |
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