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Twitter上の言及を自サイトにリンクバックするプラグイン
By J. Angelo Racoma | 2009年 1月 14日
「Twitter」は、トップブロガーやニューメディアのユーザーから、今の時代に合った優れたマイクロブログあるいはライフストリーミング・アプリケーションとして称賛されている。なかには、興味のある記事やブログ投稿へのリンクを共有するのにTwitterを利用するユーザーもいる。ただし、リンクは通常、一方通行で、Twitterからブログ記事に向かうものしかない。ところが最近、2種類の「TweetBack」プラグインがリリースされ、もはやこれが問題ではなくなった。
Dan Zarella氏とJoost de Valk氏はそれぞれTweetBackと呼ばれるプラグインをリリースした。そのコンセプトはシンプルだ。それは、ちょうどトラックバックやピングバックのように機能し、Twitterの1投稿(あるいは全体)からの引用が、リンク先のブログにコメントとして反映される。
TweetBackはトラックバックのように機能するが、ある記事についてのブログのリンク一覧を示すかわりに、Twitter上の言及(Tweet)のリストを示す。このブログのコメント欄の上にあるのがそれだ。これは現在、Twitterで人気の高いURL短縮サービスの上位5種類「TinyURL」「bit.ly」「is.gd」「twurl」「SnipURL」を使って、こちらのURLが言及されているものを探す仕組みになっている。この上位5種類は、CligsのURL短縮サービス人気ランキングを利用して選んだ。TweetBackは、Twitterの検索APIの速度制限に引っかからないよう、JavaScriptで動くようになっている。
人々が自分のブログ記事のことを話題にしている。ブログのコメント欄に書き込んでくれるだけでなく、Twitterでも自分のブログについて、たくさん会話がなされている。そして今、その会話を自分のブログに反映させることができるようになった! このプラグインは、自分のブログ記事に関するそうしたTweetを、コメントとしてインポートする。インポートしたTweetは、自分のブログで、他のコメントとあわせて表示することも、通常のコメントとは別に表示することもできる。
どちらのプラグインも最終到達地点は同じだが、機能は必ずしも同じではないので、どちらをサイトに実装するのがいいかの選択は、ユーザー次第だ。
「Blog Herald」で知的所有権について書いているJonathan Bailey氏は、こうした取り組みを称賛しているが、著作権に関わる問題に懸念も示している。筆者個人の意見としては、そもそもTweetに著作権があるのかという疑問が頭をかすめる。しかし、この場合のいちばんの問題点は、Twitterのユーザーが、他のブログやウェブサイトに自分のTweetが引用されて、そこからリンクをもらうことを利点と感じるかどうかだ。
著作権がブロガーの間で大きな問題になり始めているときに、この問題がどう進展するか興味深い(ちなみに、Splashpress MediaとPerformancingは、ブロガー向けに著作権管理サービスを提供している)。Twitterには独特の味があり、140字という字数制限が特に面白さを加えている。だが、俳句(こちらも同じく短い)に著作権が認められるとしたら、TwitterのTweetにも同じことが当てはまるのだろうか?
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