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米国のオンラインバンキング利用者、2011年には1億人を突破？
By ミニック リベラ | 2007年 6月 8日
今は電子マネーの時代なのに、なぜオンラインバンキングを利用しないのか？ 大小の金融機関が、消費者を呼び寄せるために、預入金利が高く貸出金利が低いバーチャル支店の開設を急いでいる。
eMarketerが発表した報告書、「オンラインバンキング：電子マネーの獲得を目指して」（Banking and Bill Paying Online: Chasing Those Digital Dollars）によると、競争は激化しているという。
だが、米国のオンラインバンキング利用者の増加ペースは鈍化している。eMarketerは、半年以内に最低1回オンラインバンキングを利用した消費者の増加率は、2007年は9.5％（約8000万人）だが2011年には6％に減少し、米国のインターネットユーザーの48％が何らかの形でオンラインバンキングを利用しているだろうと予測する。
それでもまだ、銀行がオンライン顧客を獲得する可能性は十分にある。Minitel International Groupの調査によると、18〜34歳の米国人の3人に2人はオンラインバンキングを利用していない。
多くの人にとって、セキュリティは依然として大きな問題だ。Gartnerは、米国の成人3270万人がセキュリティへの懸念から、オンラインバンキングの利用を止めたか、利用を開始していないと推定している。
「セキュリティ対策を強化し、ページ間の移動が簡単なウェブサイト・デザインを採用し、さらに他の銀行のウェブサイトよりも高い預金金利と安い手数料という通常の手段によって、消費者の機嫌をとって納得させなければならない」と、報告書を作成したシニアアナリストのLisa Phillips氏は指摘する。「消費者の態度や行動と同じように、インターネットユーザーの動きが、銀行のオンラインサービスが成功するかどうか、その可能性に大きく影響を与えるのだ」
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