« 「MySpace Comedy」1周年、「Just for Laughs」フェスティバルと提携 | Home | Friendster、6次の隔たりまでを把握できるグラフ・サーバーを配備 »
「BusinessWeek」誌のIT系企業ランキング、第1位はAmazon.com
By レオ ブランコ | 2007年 6月 24日
通販サイトを運営するAmazon.comは、「BusinessWeek」誌のIT系企業ランキング「2007 Information Technology 100」（2007 InfoTech100）で、2006年の23位から今年は第1位と大躍進を見せた。
Amazon.comはインターネット技術のもう1つの力を見せつけてくれた。それは、企業が新たな市場に進出する際、力強く後押しをしてくれる非常に効率のよい手段としての役割だ。Amazon.comは2007年第1四半期の決算で、前年同期比39％増という営業利益に支えられ、純利益が前年同期比115％増と急激な伸びを見せた。その原因となったのは、Amazon.comのサイトで他の小売業者に製品を販売させ、そこから高額な手数料を徴収するというビジネスだ。このビジネスが、規模も大きく、成長を続けている。
2007 InfoTech100に名前が挙がっている企業に共通点があるとすれば、それはreinvention（改革）という点だろう。新興市場への進出を積極的に進め、17位に入ったNokiaがその一例だ。ランキングの中には、急速な多角経営化を遂げて新規事業に乗り出した企業や、既存の市場における秩序を打ち破った企業の名があちこちに見える。多様性に富んだ企業と言い換えてもいい。第1位に輝く通販サイト最大手のAmazon.comしかり、2位に入った南米のワイヤレス通信サービス企業America Movilしかり。現在のところ一番人気のテクノロジ企業で、6位に名前が挙がっているAppleも、この仲間に入れていいかもしれない。
Comments are closed.
