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AdobeとYahoo!、PDFファイル閲覧時に表示される広告システムで提携
By レオ ブランコ | 2007年 11月 30日
まもなくAdobeのPDFファイルも、オンライン広告から自由ではいられなくなる。11月29日（米国時間）、Adobe SystemsはYahoo!と手を結び、PDFファイルの内容に関連した広告を表示するシステムを、パブリッシャー向けに提供すると発表した。
「Adobe PDF Powered by Yahoo!」と名づけられたこのサービスでは、広告はコンテンツ右側のパネルに表示されるだけなので、コンテンツ自体の閲覧を妨げることがない。今回の提携では、ペイパークリック広告によって発生する売上をAdobeとYahoo!、そして関係するコンテンツ・パブリッシャーと分配することになる。
プログラムに参加するパブリッシャーはオンライン登録が必要だ。それからPDFコンテンツをアップロードすれば、自動的に分析が行なわれ、広告機能が有効になる。あとはそのファイルを従来どおり配布すればよい。広告は「Adobe Reader」と「Adobe Acrobat」で開いた場合のみ表示され、閲覧の邪魔をしないようにコンテンツ右隣のパネルに位置する。そしてPDFコンテンツを開くたびに、コンテンツの内容に適した文脈を持った広告が動的に選択されて表示される。
「Yahoo!とこの革新的な広告サービスで提携することにより、われわれはパブリッシャーのためのビジネス機会を創出し、これまではただ配布されるだけだったり、オンライン閲覧者の大部分には利用できなかったような独自のコンテンツから新たなビジネスを築く」と、Adobeの企業開発担当のシニア・バイスプレジデントを務めるRob Tarkoff氏は述べている。
現在のところ、この広告システムは、米国を拠点とするパブリッシャーのみに提供されている。
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