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Akamaiの調査:ビデオ配信の品質とユーザー定着の重要な関係
By デニス ボーチャンド | 2007年 8月 10日
Akamai Technologiesが、オンラインビデオの今後の成功にかかわる2つの基本的な要素に関する調査を発表した。1つはビデオ視聴におけるユーザーの優先傾向、もう1つは視聴体験の質の低さに対するユーザーの反応だ。興味深い結果が出て、サイトのビデオの性能が悪いと、視聴者の半数以上が競合サイトでコンテンツを求めるようになること、また、4分の1のユーザーはブランド認知が否定的な方向に振れてしまい、ビデオの性能が悪いサイトに再度アクセスする可能性が少なくなることが明らかになった。
JupiterResearchが実施したこの調査によると、ビデオの性能が悪いサイトへのこうした反応は、業務上の信用、リターンビジター数、および潜在的な広告収入において大きな損失へとつながる。コンテンツの所有者やパブリッシャーがブロードバンドビデオへかなりの投資を行なうのは、ブロードバンドビデオで広告収入を増やし、新しい収益源を開拓して、ブランドとの感情的なつながりを生み出そうと思ってのことだ。こうした構想を成功に導くには、安定性や信頼性、そして常に質の高いエンドユーザー環境を提供できる、技術パートナーを獲得することが重要となる。
この調査によると、バッファリングのための中断と、再生が始まるまで待たされることが、オンラインビデオに対する最大の不満になっている。利用頻度の高いオンラインビデオユーザーの60%は、視聴体験が悪かったサイトに再度アクセスする可能性が少なくなり、半数近くは競合サイトのビデオコンテンツを求めるようになる。こうしたユーザーの4分の1以上は、いかなる理由であっても、ビデオの性能が悪いサイトに再度アクセスする可能性は少なくなるとしていて、また、ビデオの性能が悪ければ、サイトへの見方が全体的に否定的になるとまで言っている。
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