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ビデオ検索の「Dabble.com」、サービス開始から1周年
By ミニック リベラ | 2007年 8月 5日
「Dabble.com」はこのほど、インデックスを付したビデオが1700万本に達した後で、サービス開始1周年を迎えた。2006年7月にスタートしてからの短い期間にDabbleのデータ提携は150件を数え、大手から独立系のバイラルサイトまで、数百のビデオホストが持っているコンテンツをそっくりインデックス化した。規模を問わずあらゆるホストの情報を集めていることから、コンテンツの数や検索結果の関連性でDabbleの右に出るものはなく、オンラインのすべてのソースからビデオを探そうとするとき、誰もが訪れるサイトとなっている。
Dabbleは、ウェブのあらゆる場所にある630以上のビデオホストを検索し、最も有用なコンテンツを提供する(バイラル手法のものや、Stephen Colbertによるパロディのような従来型のメディア生成型クリップも)。これだけ多様なビデオを配信するためにDabbleと提携しているのは、YouTube/Google、AOL、Revver、Internet Archive、dailymotion、metacafe、AtomFilms、blip.tv、EVTV1、Crackle(Grouper)、GoFish、Heavy.com、IFILM、Salon、The Onionほか、数百社にのぼる。
Dabbleは2006年8月1日以降、事業は順調に拡大した。トラフィックが1000%以上に急増し、「Red Herring 100」に認定され、「USA Today」の特集で取り上げられ、「Business 2.0」マガジンで「25 Startups to Watch」の1つに選ばれた。またこの1年に、Kai Mildenberger氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、初期のさまざまな課題をクリアして、同社をビデオ愛好者数百万人が利用する主要ビデオ検索サイトに育て上げた。信じられないことだが、Dabbleは最初に投資家から融資を受けた80万ドルの資金で、ビデオ検索の分野をリードする地位についた。他のビデオ検索サイトの場合、ビデオ検索製品のマーケティングや知名度を上げるために数千万ドルの資金を費やしているが、Dabbleほど的確で関連性のある検索結果を提供できてはいない。
Dabbleの設立者で最高技術責任者(CTO)のMary Hodder氏は、次のように述べている。「われわれがDabbleの立ち上げに着手した2005年当時、ビデオ検索市場がここまで急速に拡大するとは想像もつかなかった。それでもわれわれは、どこにホストされていようと最高の技術を使ってビデオコンテンツをマッピングし、ユーザーに最も関連性のある検索結果と最高の体験を提供しようとするサイトにとって、条件がそろっていることを知っていた。ウェブ全体からリッチメディアを探すわれわれのアプローチは成果を上げた。ともに働いた人々のことを、私はこの上なく誇らしく思っている。ビデオ検索は簡単に解ける問題ではない。Dabbleのチームは、構造化されたデータを使うエレガントなソリューションを考案した。キーワードマッチやspeech to text検索などの競合技術よりも、Dabbleのアプローチは優れた検索結果を提供する。Dabble内部に優秀な才能の持ち主がいなければ、これほど早くこの水準に到達することはできなかっただろう」
Topics: 動画 |
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