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運営者の個性を生かすソーシャルネットワーク・プラットフォーム「SocialEngine」
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 6月 8日
2人の若き起業家、Alex Benzer氏とCharlotte Genevier氏が創設したWebligo Developmentsは、カリフォルニア州パサデナに本拠を置き、ウェブベースのソフトウェア開発を専門とする新興企業だ。両氏は、「SocialEngine」という新しいソーシャルネットワーク・プラットフォームをリリースした。その目的は明快で、ウェブサイトを管理している個人や小規模な組織に、ソーシャルネットワークを構築する多機能でしかも使いやすい手段を提供することだ。
SocialEngineはPHPで書かれたソーシャルネットワーク・プラットフォームで、サイト運営者は自分のウェブサイトに機能の豊富なソーシャルネットワークを独自のブランドで設置することができる。他の製品と同じように、ブログ、画像や動画のアルバム、同じ趣味の人たちと作るグループなど、現在人気の高い機能はほとんど備えている。SocialEngineのユニークな点は、今までにない拡張性とカスタマイズ機能だ。他の製品では、ネットワーク参加者向けには膨大な機能を提供しているくせに、運営者がサイトをデザインしようとしても決まりきったテンプレート以外は使えない。それに対して、SocialEngineは簡単で使いやすく、サイトのデザインや機能を自由に管理できる。SocialEngineの開発者が目指したのは、プラットフォーム自体ではなくネットワーク運営者独自のコンセプトを前面に押し出すことだ。したがって、SocialEngineは同種の製品の中で唯一、サイトの目立つ部分に著作権に関する文章や開発企業のブランドを表示することを義務付けていない。
SocialEngineにはもう1つユニークな点がある。それは「サブネットワーク」機能だ。SocialEngineは運営者が設定したルールに基づいて、ネットワーク参加者を自動でサブネットワークに振り分ける。たとえば、参加者を年齢や居住地、職業、出身大学などで分類することが可能だ。賢い運営者なら、この機能を利用して各参加者に的を絞った広告を見せ、平均以上の広告収入を手に入れることだろう。
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