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EA、「途上国の子どもにコンピューターを」キャンペーンに「SimCity」を寄贈

By デニス ボーチャンド | 2007年 11月 10日

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Electronic Artsは自社オリジナルの「SimCity」をOne Laptop per Child(OLPC)キャンペーンのコンピューターに寄贈する。OLPCは、安価なノートパソコンを設計、製造、配布する非営利の人道キャンペーンで、世界のすべての子どもに、現代の教育に触れる機会を与えることを目的にしている。OLPCのノートパソコンにSimCityを寄贈することで、EAは楽しみながらコンピューターに触れる手段をユーザーに提供する。またユーザーは、創造力をみがきつつ意思決定の能力を開発することができる。大手ビデオゲーム会社が世界に向けてゲームを寄贈するのは初めてのことだ。

SimCityで、プレイヤーは新しい市の市長となって、住宅、交通手段、学校、工場、商店など、必要なものを配置しなければならない。この仕事には、賢い撰択をする能力が求められ、財政的な知識も必要だ。また、市長は常に緊急事態に備えなければならない。地震、洪水、火災が大惨事を引き起こす可能性があるからだ。迅速に対応すれば、被害を最小限に抑えることができる。

OLPCは、2007年末までに、ウルグアイ、ペルー、メキシコ、エチオピア、ルワンダ、ハイチ、カンボジア、インドなどの国々でノートパソコンの提供を始める。SimCityとOLPCを結びつけるアイデアは、インターネットのパイオニアとして知られるJohn Gilmore氏によるものだ。OLPCのアドバイザーであるGilmore氏は、このゲームの歴史を熟知しており、この非営利プロジェクトとの潜在的な関連性を認識していた。1989年にリリースされてからほどなく、SimCityは社会現象になり、国内外の賞を24も受賞した。このゲームはすぐに1万を超える教室で授業に使われるようになり、毎年開かれる「Future City Competition」の一部門になった。このコンテストは今でも行なわれ、7年生と8年生の子どもたちが参加している。

原文(English)

Topics: 技術, ゲーム |

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