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2010年までにインターネットが能力の限界に?
By レオ ブランコ | 2007年 11月 22日
地球上のすべての資源と同様に、インターネットにも限りがある。VoIPやビデオストリーミング、ファイル共有、マルチメディアのダウンロードなど高帯域幅の利用が非常に多いことから、今後3〜5年以内にネットワーク能力が需要の増加ペースに追いつけなくなると予測されている。
Nemertes Research Groupの研究によれば、そのせいでインターネットの機能低下――電子商取引ストアやビデオ共有、ダウンロードといった多くのオンライン・アプリケーションの一時停止や速度低下――が起きるという。さらに悪いことに、技術革新のペースも落ちる可能性がある。
需要と能力のギャップを埋めるには米国だけで約420〜550億ドル必要だ。サービスプロバイダーが予定している投資額720億ドルに、これが上乗せされる形になる。
「北米のブロードバンド・インフラを継続的に改善して、予測される需要を満たせるようにするために、われわれはいますぐ対策をとる必要がある。ユーザー体験を良いものにするのに必要な投資を促すため、税金、商業、政策の面で適切な環境を作ることが重要だ」と、「Internet Innovation Alliance」(IIA)の共同会長であるBruce Mehlman氏は指摘する。
予想通り、この研究を信用していないアナリストもいる。
「2010年に限界点に達して突然速度が低下すると警告するのは、少し時期尚早だと思う。増加する需要を満たすために製品やサービスを導入する、市場の力をかなり過小評価しているのではないか」と、AR Communicationsの戦略的コンサルティング担当シニア・バイスプレジデント、Carmi Levy氏はニュース記事に書いている。
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