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Kaltura、サービス拡充のためにニューヨーク公共図書館と協力
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 11月 22日
ニューヨーク公共図書館（NYPL）とKalturaは11月20日（米国時間）、Kalturaが提供している「オンライン・コラボレーション・リッチメディア」の拡充を目的に提携を結んだことを発表した。今後は、Kalturaが提供しているサービスのプロジェクトページに、NYPLが所蔵する60万点におよぶ貴重なデジタル画像を簡単にアップロードできる。NYPLは、ここにしかない貴重な研究用資料のデジタル画像を所蔵しており、その内容は南北戦争の写真や中世の手書き彩飾写本から、ニューヨーク市の古い風景写真、イディッシュ語で書かれた演劇のポスター、19世紀のレストランのメニューにいたるまで、多岐にわたる。ユーザーは「Kaltura」のWebサイトから直接、こういったNYPL所蔵の画像を検索/表示/アップロードできる。
ユーザーはKalturaのサービスを利用して、共同でビデオやスライドショーを作成できる。Wikiのプラットフォームでは、不特定多数のユーザーが協力してテキストを編集できるが、それのマルチメディア版だと考えればいいだろう。Kalturaのプロジェクトページには、ユーザーが自分で制作したビデオ、写真、音声、アニメーションをアップロードできるほか、MySpaceやPhotobucket、YouTubeの投稿作品を取り込むこともできる。さらに、Flickr、CCMixer、Jamendoなど、パブリックドメインやクリエイティブコモンズとして公開されているさまざまなサイトにアクセスし、リッチメディアを取り込むことも可能だ。そして今回、NYPLもここに加わったというわけだ。Kalturaの狙いは、協力関係にあるデータベースおよびデジタル・リソース所有者を増やし、できるだけ多くのリッチメディアをユーザーに提供するとともに、リソースの提供者には、ユーザー、コンテンツおよびサービスといったKalturaの「グローバルネットワーク」を利用して、リッチメディアの作成、再構成、配布でこれまでに見たこともないコラボレーションを生み出してもらうことだ。
Topics: ビデオ |
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