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ネットとテレビの比較:利用時間は引き分け、広告費はテレビに軍配

By ミニック リベラ | 2007年 6月 15日

インターネットおよびビジネスユーザー向け最新テクノロジーの影響に詳しい調査会社Jupiter Researchによると、消費者の利用時間では、インターネットとテレビは依然として拮抗しているが、活字メディアはオンラインメディアに押されて苦戦しているという。最新の報告書『Media Consumption Patterns: Online Vies with TV As Primary Medium』(メディアの消費傾向:オンラインとテレビの首位争い)では、オンラインユーザーがオンラインを利用する時間とテレビを見る時間はほぼ同じだが、35歳未満のユーザーはテレビよりオンラインを利用する時間の方が長いという結果を示している。

過去5年の間テレビの視聴時間とオンラインの利用時間はともに増えているが、横ばい状態になりつつある。消費者の回答によると、テレビやインターネットに費やす時間は、雑誌や新聞などの活字メディアに費やす時間の10倍にのぼる。こうした傾向にもかかわらず、広告主は相変わらず活字メディアを偏重する傾向にあり、新聞にはオンラインに支払われる広告費の3倍近くが注ぎ込まれている。テレビの広告費はあらゆるマーケティング活動の中でも依然として群を抜いており、広告主がテレビ広告に支払う費用はオンライン広告全体の4倍になる。

Jupiter Researchの副社長兼上級アナリストのDavid Card氏は次のように語っている。「比較的広告対象を絞りやすいことや、ブランド戦略向きのリッチメディアやビデオの使い勝手がよくなっていることのどちらをとっても、テレビに費やされている広告費をオンラインが明白に奪いとるまでの要因にはなっていない。だがこうなっている理由の一端には、オンラインの場合、利用時間の半分は電子メールやインスタントメッセージなどのコミュニケーションに費やされている現状が影響している」。Jupiter Researchのクライアントは、この報告書の全文を入手できる。

原文(English)

Topics: インターネット, メトリクス, TV, 広告 |

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