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Linden Lab、仮想世界『Second Life』に個人認証制を導入
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 8月 31日
Linden Labが8月29日(米国時間)、名高い仮想世界「Second Life」の住人たちのための新たな個人認証(IDV:Identity Verification)制度を明らかにした。利用するかどうかは任意だが、このシステムはSecond Lifeの住人および事業者に信用というレイヤを追加するもので、Second Lifeのコミュニティーとどのように付き合い、作成したコンテンツにどのようなアクセスを認めるかを決定するための新たなツールとなる。
IDVの導入は、Second Life内で18歳以上のユーザーに限定されているコンテンツに対する、未成年者のアクセスを確実に防ぐためにも役立つ。「制限区域」(Restricted)としてフラグを立てられているコンテンツにアクセスできるのは、今後は18歳以上であることが認証されている住人のみとなる。
IDVに採用されている技術は、認証技術とデータサービス企業のAristotleから提供された、「Integrity」呼ばれる広く利用されている個人認証技術だ。Second Lifeの住人全体への正式稼働を前に、29日からベータ運用が始まっている。
IDVを利用するかどうかは任意だが、「制限区域」であることが明示されている地区にアクセスしたい住人は全員、認証を受けることが条件になる。IDVでは、ユーザーに特定の認証情報の入力を求める。たとえば、運転免許証番号、パスポートや国民IDカード番号、社会保障番号の下4桁などだ。この情報は、その人物の身元に関連する情報をさまざまな面から確認するために、既存の公的記録の各種データベースと照合される。
Second Lifeユーザーが認証を受けるのを控えたいと思うなら、受けなくても問題はなく、サービスも継続して利用できる。だたし、「制限区域」と表示されている地域へのアクセスは禁じられる。
Topics: Second Life, バーチャル世界, ウェブ |
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