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NBCがネットドラマの「quarterlife」をテレビ放映へ
By レオ ブランコ | 2007年 11月 20日
ウェブ向けに制作配信されているドラマシリーズ「quarterlife」が、2008年から米国の3大ネットワークの1つNBCで放映されることになり、論議を呼ぶことが予想される。quarterlifeとは、アーティスト、思想家、そして何らかの活動に携わる人を対象としたSNSの名称でもある。
NBCは、quarterlifeをテレビ放映する契約を締結し、これにはインターネット上の放映権とDVD発売権も含まれている。
quarterlifeは2007年11月11日(米国時間)に「MySpaceTV」で放映が始まり、近いうちに「YouTube」や「Facebook」などの動画共有サイトでも見られるようになる。quarterlifeのウェビソード(1回の配信分)は約8分だ。NBCは1時間番組のシリーズに構成し直して、36の全ウェビソードを放映する。
今回の件は、オンライン・コミュニティーの意欲的なドラマ作家や映画製作者にとっては明るい展開だが、現在ストを行なっているテレビと映画の脚本家たちにとっては逆風になるかもしれない。
今回のストがこのまま続けば、ほかのテレビ・ネットワークも業務を停滞させないために、インターネット上で娯楽系のコンテンツを探し始める可能性がある。そうなれば、報酬の引き上げを求めてストを起こしている脚本家たちの立場は弱まることも考えられる。
Topics: 動画, ソーシャルネットワーク |
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