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ドキュメンタリー映画に新たな配信チャンネルを提供する「SnagFilms」
By デニス ボーチャンド | 2008年 7月 22日
独立系ドキュメンタリー映画の制作が盛んになっているにもかかわらず、劇場という配給チャンネルが廃れてしまった状況の中で、7月17日（米国時間）にベータ版として開始された映画配信サービス「SnagFilms」は、独立系のドキュメンタリー映画制作者とその制作会社、そして作品を見たいと思う観客の両方を助けるものになるだろう。
SnagFilmsは、非常に多くの上質な作品が潜在的な観客の目に触れる機会を見いだせないまま放置されていたり、十分な興行収入をあげられないでいたりするという、ドキュメンタリー映画が抱える配給上の問題点を解決するために作られた。同時に、膨大なライブラリを保有する既存のメディア企業に対して、倉庫の奥にしまい込まれたままになっているドキュメンタリー作品を世に出し、世界中で今現在見たいと思っている視聴者に見せる手段を提供するものでもある。
SnagFilmsは、AOL名誉副会長で、賞を獲得したドキュメンタリー映画のプロデューサーでもあるTed Leonsis氏が、AOLの共同創設者で投資会社Revolution LLCの会長を務めるSteve Case氏やベンチャー投資家のMiles Gilburne氏の協力を得て立ち上げ、その運営には業界のベテランたちが参加している。同サービスは、最高のドキュメンタリー映画を世界のウェブ視聴者に届け、仮想映画館ウィジェットを通じた口コミ型のウェブ配信を促進し、ユーザーによる映画配給やサポーター・コミュニティーを奨励する。
サービス開始時点で、250本以上の作品をいつでもストリーミング再生できるようになっている。特別なソフトウェアをダウンロードしたり、利用登録をしたりする必要はない。8月半ばには、さらに200本の作品を追加する契約がすでに成立しているという。
Topics: 動画 |
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