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米英印3国でのモバイル広告調査報告書が発表
By デニス ボーチャンド | 2008年 8月 16日
モバイルによるソーシャル・コミュニティーを運営するLimboと市場調査会社GfK Technologyは共同で、2008年第2四半期のモバイル広告報告書(Mobile Advertising Report:MAR)を発表した。この調査では、米国、英国、インドの携帯電話ユーザーの割合の高さが示された。これはつまり、これらのユーザーが携帯電話から広告メッセージを受信していることであり、その割合は、インドが85%、英国が51%、米国が37%に上る。
携帯電話によるユーザーへのマーケティングは、3国とも広く行なわれているが、広告配信のツールはそれぞれ異なっている。とはいえ、テキスト・メッセージはやはりどの国でも最も一般的な広告フォーマットで、インドで74%、英国で48%、米国で22%となっている。モバイルウェブ広告が最も普及しているのは英国で、回答者の16%が広告を想起したのに対し、米国では8%、インドでは4%にすぎない。ラジオ配信でも著しい違いが示されており、インドでは40%近くの回答者が携帯電話で配信されたラジオの広告を記憶していたのに対し、英国ではわずか9%、米国では3%に留まっている。
携帯電話の使用分野の多くで、米国は英国やインドに大きく水をあけられているが、伸びには力強いものがある。2008年第2四半期における米国での携帯電話ユーザー数は、前年同期の2億5100万人から10%近く増加して2億6300万人になっている。また、米国では、携帯電話広告を記憶しているユーザーの数が着実に伸びており、同じく31%から37%に増加した。
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