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Yahoo! Mailをソーシャル化する「smarter inbox」
By admin | 2008年 12月 17日
Yahoo!は12月15日(米国時間)、「Yahoo! Mail」のソーシャル化を発表した。最終的には、Yahoo!とサードパーティのソーシャルメディア・サービスを1カ所に統合していくという。
「smarter inbox」では、友人や家族からのメッセージがタブ付きの個別ファイルに保管されるので、スパムや仕事のメールの山に埋もれることがない。
受信箱には映画推薦サービスの「Flixster」やブログツールの「WordPress」など、サードパーティーのアプリケーションをインストールすることが初めて可能になった。
新興企業「Xoopit」(発音は「スゥープ=イット」)の技術の利用によって、保存された電子メールに埋め込まれている写真をすべて取り出すことができるようになり、さらにメッセージの中に張られたリンク先のウェブサイトから画像を引き出してくることも可能になる。
Yahoo!は2008年になって、電子メールサービスをサードパーティーの開発者に公開し、アドオンのアプリケーションを追加できるようにした。ソーシャル・ネットワーキング・サイトの「FaceBook」で、ユーザーがアプリケーションを立ち上げることができるのと同じようにしたのだ。これは、電子メールに付加価値をつけるための動きだ。電子メールは、インターネットの利用目的の中でも、トップクラスとみなされるアプリケーションだからだ。
理想的には、これで管理が楽になるはずだ。しかし、ここで心配になるのは、また1つ管理するソーシャルメディアのプロフィールが増えて、ユーザーがさらにわずらわしい思いをするおそれはないかということだ。とはいえ、ユーザーのオンライン上での存在(ブログ、ソーシャル・ネットワーク、写真、ライフストリーミングなど)のすべてを1つのサイトやポータル(これが、Yahoo!)に統合するという考えは、魅力的ではある。ただ、各ソーシャル・ネットワークで標準が異なっていることを考えると、達成するのは難しそうだ。
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