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EU、米国のオンライン賭博規制法の公平性を調査
By レオ ブランコ | 2008年 3月 12日
私たちを差別しないで! 欧州のオンライン賭博会社の多くは、米国のオンライン賭博規制法で痛手を受け、そんな悲鳴をあげている。2006年に承認された米国のオンライン賭博規制法は、米国の銀行やクレジットカード会社が、米国外に拠点を置くオンライン賭博会社に関する決済を行なうことを禁じている。
あるニュースサイトの記事によれば、27カ国が加盟し、大きな影響力を持つ欧州連合(EU)が、米国のオンライン賭博規制法に関して、国際貿易のルールに違反していないかどうか調査を開始したという。調査結果によっては、世界貿易機関(WTO)に提訴する可能性もあると報じている。
推計で年間155億ドルにものぼるオンライン賭博の売上を考えれば、誰もがこの実入りの良いビジネスに加わりたがるのも無理はない。ところが、規制法の成立以来、多くの企業がその利益を圧迫されている。
たしかに、米国には国民を守る手段として、外国での賭博を規制する権限がある。だが、米国内の企業については、依然として競馬やドッグレースなどさまざまなオンライン賭博事業が認められていることから、欧州のオンライン賭博会社は、そうした規制を不公平だと考えている。
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