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ネットでの名誉棄損訴訟をめぐり、匿名ブロガーの身元開示を求める申し立て
By クリスティーナ レデスマ | 2009年 2月 27日
ニューヨーク州最高裁判所に提訴されている訴訟で、Googleが、1人の匿名ブロガーの身元を明らかにするよう求められている。この匿名ブロガーが、ある日インターネットに書き込んだいくつかのコメントが原因だ。
匿名ブロガーの身元開示をもとめる申し立てに対する意見聴取が、2月25日（米国時間）に行なわれる。申し立てを行なったのはファッションモデルのLiskula Cohen氏で、ウェブサイト「SKANKS in NYC」に書き込まれた、自分に対する「尻軽女」とか「売春婦」という表現は、ニューヨーク州の法律では名誉棄損を構成するものだと主張し、これに基づき、匿名ブロガーの身元を明らかにすることを求めている。
この匿名ブロガーの弁護を担当する法律事務所Guzov Ofsinkの共同創設者Debra J. Guzov氏は、次のように述べている。「この訴訟は、論拠は薄弱なように見えるが、重大な意味を含んでいる。原告の主張が認められるようなことがあれば、憲法で保障されている基本的な権利である、匿名で発言する自由が侵害される方向に向かうと確信している」
さらにGuzov氏は、「インターネットでの自由な意見交換の大きな部分が、参加者が仮名を使ったりまったくの名無しで発言できる点にかかっている」と主張した。
皆さんの意見は？ この議論をどう考えるだろうか？
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