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Adobe、オンラインプレゼンテーション作成ツール「Acrobat.com Presentations」をリリース
By デニス ボーチャンド | 2009年 5月 30日
Adobe Systemsは5月27日(米国時間)、「Acrobat.com Presentations」プレビュー版のリリースを発表した。「Acrobat.com Labs」のサイトで無料登録すれば、パブリックベータ版として利用できる。Acrobat.com Presentationsは、ウェブ上の共同作業を進めやすくしようという「Acrobat.com」のビジョンを、「Adobe Flash」のプラットフォーム上に構築された魅力的なプレゼンテーション・アプリケーションを提供することにより、さらに広げるものだ。
Acrobat.com Presentationsは、「Adobe Buzzword」や「Adobe ConnectNow」など、Acrobat.comで提供しているさまざまなホスティング型サービスを利用して、事実上誰もが簡単に、プロ並みのプレゼンテーションをオンラインで作成できるプラットフォームになっている。同アプリケーションには、あらかじめ定義済みのカラーセットや画像の自動配置機能、図表を作成したりエフェクトを追加したりするためのグラフィックツールなど、魅力的な視覚的要素が追加できるツールやレイアウトが組み込まれている。ユーザーは、特殊視覚効果やスライド再生、埋め込みビデオなどで自分のプレゼンテーションの魅力を高めることができ、作成したプレゼンテーションは、「Adobe Flash Player」を使って誰でもアクセスできる。Adobe Flash Playerは全世界で、インターネットに接続されているパソコンの98%にインストールされている。
Acrobat.com Presentationsを利用すると、人々はいる場所に関係なく、全員が同時に参加したり、別々に参加したりしながら、プレゼンテーションを共同で作成できる。各人が加えた変更を反映させるために、最新のバージョンを探したり、複数のバージョンを組み合わせたりする必要もなくなった。同時編集の機能を使えば、誰かが変更を加えているときには他の人はそのプレゼンテーションを変更できないというようなこともなくなる。同アプリケーションは、プレゼンテーションにアクセスできる人、プレゼンテーションを閲覧している人や編集している人、各人が編集中のスライドなどを容易に把握できるようになっている。プレゼンテーションはオンラインで提供されているため、インターネットに接続しているコンピュータであればどこからでも最新バージョンにアクセスすることが可能で、オンラインならConnectNowを通じて、オフラインならPDF形式にエクスポートして、どこからでも配信できる。
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