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BluetoothとWibreeを結びつけ、さらに小さな機器にもワイヤレス接続機能を
By リザ サンチェス | 2007年 6月 14日
短距離無線通信の分野で競合する技術と見られた、NokiaのWibreeとBluetoothが結びついて、Bluetoothチップを搭載するには小さすぎる機器にもワイヤレス接続機能をもたらそうとしている。
Bluetoothはワイヤレス通信に必要な消費電力が大きいことでも知られている。そのため、携帯電話、ノートパソコン、ワイヤレス・ヘッドセットなど、比較的大きな機器に用途が限られている。一方、Nokiaが開発したWibreeは、Bluetoothよりデータ転送速度が低く、消費電力も小さい。そのためWibree技術は、小さいバッテリーでも比較的長時間使用できる。
Bluetooth SIG(Special Interest Group)は、BluetoothとWibreeの技術が結びつくことで、携帯電話、玩具、コンピューターなどのBluetooth搭載機器を検知して通信を行なう小型のウェアラブル機器などが誕生する可能性があると見ている。たとえば、テキストメッセージを受信できる腕時計や、別の玩具の存在を検知する玩具といったものだ。
Bluetooth SIGのディレクター、Michael Foley氏は次のように述べている。「Bluetooth SIGのメンバーは、かねてから超低消費電力のBluetoothソリューションを求めていた。Bluetooth規格とWibreeの技術を結びつけるための、Nokiaの革新的技術開発と貢献により、われわれは新技術を1年ほどで提供できるだろう」
Nokiaは2001年にWibreeの開発を開始し、2006年10月にこの技術を発表した。
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